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息もできない

第13章 お休みしましょうか

「俺、飯にも嫉妬するよ?」


だから早く食べてーとハルヒは俺から食器を取り上げてあーんと食べさせてきた



「ぁ、あー…んむ」
「はい次ー」
「ん、む。ちょ、はや……」


ハルヒは次々とすくっては俺の口に運ぶ
そのまま最後までハルヒに食べさせられて、風呂場に連れて行かれた
あっという間に服を脱がされお湯を張ったバスタブに浸からされた


其の後すぐにハルヒも入ってきてバスタブに浸かった


少し大きめのバスタブだけど、そこそこでかい男二人が入ると体育座りでしか入れない


………なんかこの、膝の向こうの距離が遠く感じるかも
それに、聞きたいことも、あるし



俺は狭いバスタブの中で少しずつハルヒの方に近寄りハルヒに軽く抱きついた


「ん、甘えん坊。どうした?」
「ねー…ハルヒのさ、ハルヒってどうゆう漢字を書くの?」
「あー教えてなかったっけ。季節の春に、太陽の陽で春陽って読むんだ」
「へぇ、なんか、女の子っぽい名前だね?」
「直は素直の直だろ」
「なんで知ってるの?」
「名は体を表す、かな」
「褒めてる?」
「褒めてるよ」


春陽、か
春が入るってことは誕生日近いのかな


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