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息もできない

第13章 お休みしましょうか

「ぅ、ん……」

今突つかれたのは感じるけど、別に他のは


「何も感じないよ?」
「そ?じゃあテレビでも見よ」


春陽は特に焦ったりそんな様子もなく寝室にあった小さいテレビをつけた
ちょうど放送されてたのは俺が続けて見てた連続ドラマで


「あ、春陽、これ見たい」
「これ?もしかして見てた?」
「うん。1話からずっと見てるよ」
「そ。俺も」

と言いながら春陽が胡座をかいて膝をトントンと軽く叩いたから俺は喜んでそこに頭を滑り込ませた


「えへへ」


春陽も微笑みながら俺の頭を撫でたり髪をすいたりしている

でも暫らくすると


身体、あつい…かも

なんていうか、熱が出た時みたいな
身体が熱いけど、鳥肌が止まらないしかも身体の熱は全部下半身に集中してる


ぅう…ほんと、に………おっきくなってる


春陽が俺の方を向いていじわるな顔をした


「直?どうかした?」


なんか春陽の言う通り大きくなりました、なんて言うのは恥ずかしいような、悔しいような気分で


「んーん、なんでもない」


と強がってみた

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