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息もできない

第13章 お休みしましょうか

「ひとりで………スる……の?」


俺が聴くと春陽は微笑みながら俺にちゅ、とキスをしてきた


「やだ?」
「ん……」
「なんで?」


なんでって……それは


「俺がいるのに」

小さく呟くと春陽は俺の頭を両手で掴んでわしゃわしゃーと撫でた


「可愛いな、直」


と言ってくれるのはいいんだけど
耳、だめ………


「ぁ、ん………ふ」


つい声を漏らしてしまうと今更気づいたかのように春陽が

「あ、ごめん」

と言った

「春陽ぃ…も、はやく……っ」
「うん、ごめん」


春陽は少し笑って俺に口づけて、それを徐々に深くしていく


「ふ、ぅ……ん、ちゅ…ぅん……」


気持ちいい、けど…
あんまりこういうキスってどうすればいいのかわかんない………それに、春陽慣れてるなぁ


ちょっと寂しいかも



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