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会議室から恋。~黒田~

第3章 3

「どうかしたスか?」

少し村田さんの顔をのぞきこめば、ふふ、と笑い声が聞こえてきた。

「黒田くんって、敬語使えるんね?」

「・・・普通ですけど」

「いいよ。敬語なんて使わんでええ」

「はぁ・・・」

なぜか、笑っているのに泣きそうな顔をしている。

「黒田くん、昨日のここで起こったこと、知ってる?」

「・・・盗撮?」

「そうそう。犯人と、被害者はわかる?」

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