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会議室から恋。~黒田~

第3章 3

事務所のドアの外でケータイを構え、なかなか動かず、静かな経理課の事務所内に、シャッターを切る音が鳴り響いた。

そこで事件発覚。

人事が駆けつけ、すぐその犯人を連れていった。

で、なぜかその後の処分を決めるのがオレ。

「で。同じ時間に出社するのが怖くて・・・」

「ここにおっても、怖くない?」

「・・・怖いけど。誰もいないのが逆に落ち着いて・・・」

「あぁ。人ごみやと、誰が何しとっても誰も気づかんからな」

「少し人が増えてきたら、事務所に入るよ」

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