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会議室から恋。~黒田~

第3章 3

”黒田様?!”

という声がまわりから聞こえてきた。

まぁ、オレも資料課に用はほとんどないわけで。

「・・・」

俯いて何も答えない村田さんの顔を覗き込んだ。

一瞬目が合い、”メールする”と小さな声で聞こえた。

オレがここにいるのが、村田さん的にまずいんだと気が付いた。

すぐに、何も言わずに離れた。

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