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会議室から恋。~黒田~

第3章 3

17時15分。オレのケータイが鳴る。

・・・5分はやい。

「もしもし?」

「・・・終わった」

「ん。ちょい待っとって」

パソコンにロックをかけ、蓋をする。

車の鍵を持って事務所を出る。

この一週間続けていること。

「お待たせ」

「ん・・・」

ん?

いつもは顔を見るのに、今日は見ない。

車に乗せ、エンジンをかけた。


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