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会議室から恋。~黒田~

第3章 3

「おう。お帰り」

「櫻井さん。オレ、ちょっとむかついた」

「何の話や?」

「村田さん異動させられてるやん。何でなん?そこの責任者出せや」

オレの言葉を聞き、櫻井さんはニヤっとした。

「オレのデータが役に立つなぁ」

今ではオレのパソコンの中にしかない極秘データ。

経理課の責任者は、そんなもの見なくても、組織図がある。

それを見た上で、人事へ問い合わせする。

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