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薫子の先生な日常

第2章 Kとわたし

テストは滞りなく返却できた。生徒は言う。

「先生の問題はずっと多いと思っていたけど、最近やっと普通に思えてきた。」と。

彼らの多くは次の冬の終わりに、受験をする。

はじめて読む問題を正確に、速く読まなくてはならない。

だから、既出の文章の問題は沢山(その方が、一問あたりの配点も低いし)出してきた。

別れる時、後悔のないよう 我々は少しずつ準備しなくてはならないから。

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