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薫子の先生な日常

第2章 Kとわたし

手は私の胸元へ指を進めた。

ざらりとした手のひらの感触に肌があわ立つ。

ところどころにタコができていて、硬くなった皮膚や少し皮が剥けた部分が胸に引っ掛かると それだけでぞくりと鳥肌がたった。

手は体温が高く、少し汗ばんでいた。そして私の頭に当たった胸は、静かに速く上下していた。

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