
薫子の先生な日常
第2章 Kとわたし
十回近くコールしてから出た彼の声はかすれていた。
「部活どうするの?」
体調が悪い、と彼は言う。
「今日は休んで、明日から頑張ります。」
「熱は?病院いくの?」
「熱はあるみたいです。病院は行く気力が……はい、親は今日夜遅くまで仕事なので。」
安静にするよう告げて、私は電話を切った。
すると、間髪入れずに電話がなった。
出ると、私のクラスの保護者からで生徒が新型のインフルエンザにかかった、という連絡だった。
ふと気付くと、インフルエンザになった生徒とKは前後の席だった。
私は午前中クレームや野球部に事故がなく終わったのを見届けると、年休を申し出、Kの家へ向かった。
「部活どうするの?」
体調が悪い、と彼は言う。
「今日は休んで、明日から頑張ります。」
「熱は?病院いくの?」
「熱はあるみたいです。病院は行く気力が……はい、親は今日夜遅くまで仕事なので。」
安静にするよう告げて、私は電話を切った。
すると、間髪入れずに電話がなった。
出ると、私のクラスの保護者からで生徒が新型のインフルエンザにかかった、という連絡だった。
ふと気付くと、インフルエンザになった生徒とKは前後の席だった。
私は午前中クレームや野球部に事故がなく終わったのを見届けると、年休を申し出、Kの家へ向かった。
