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片想いの行方

第34章 真実の願い



いつか…………




美和へのこの想いを忘れて




心から笑って、あの2人を祝福する日がきっと来る。





図書室で美和に話したように




失恋をした俺にも、いつか誰かが手を差し伸べて




俺の気持ちを救ってくれる奴が、いつか必ず現れる。







……その時の俺は………





何かに向かって努力をして、真っ直ぐな心を持つ、蓮のような





強い男になって、大切な人を守れるだろうか………?








「………………っ」





違う。






そうじゃない。







俺は…………

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