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片想いの行方

第72章 ★教祖崩壊

蓮の告白と、隠れなきゃって意識で軽くパニックになっていた私は

すぐ近くにあった関係者専用の扉にカードを翳して、蓮を連れたまま中に入った。

内部に繋がる連絡口だけど、余り使われないルートだから幸い誰もいない。



「……はぁ……良かった……」



ドキドキする胸と息を整える。

というより、こんなところをまた誰かに見られたら大変!


「蓮、ごめんね。 私………っ!」



振り返った瞬間

腰に手を回されて、閉めた扉に押し付けられる。



「瑠璃、お前の時間5分もらう」

「……え!? ………っ!」



驚く暇もなく、唇が重なった。

……重なるなんて、軽いキスじゃなくて

一瞬で全身が痺れる程、強く舌が絡まる。



「……んんっ……れ……っんーー」



ク、クラクラする……

私の全てを奪うように、唇から快感が伝わる。

私の腰をがっちり抱えた蓮の腕。

そのまま宙に持ち上げられてしまうくらい、強い力。

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