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pure love

第5章 兆候?

「毎日来なくてもいいのに」

「ここ私の家みたいなもんだからね」


俺が目を覚ますまで、三日掛かったんだそうだ。

体育館で倒れたあの日から、その三日間も、

入院して三日経つ今日までも、

凛は毎日俺の病室を訪ねて来てくれている。



クラスメイトには、あの日は熱中症で倒れたと伝えてもらった。

でも、こんなに長く休んでたらバレるかもな。


「あはは、普段からサボってる蓮くんの事だから、あんまり疑われてないよ」

「はっ…」

凛に笑い飛ばされるけど、

なんか、結構複雑かも……。



「でも、奏くんや雅也くんは疑ってる」

雅也は、あの日間近で俺の事見てたもんな。

さすがに熱中症じゃいい訳立たないかもな。


奏も…

そういや着信やらメールやらが来てた。

鋭い奴だからバレそうで、全部スルーしてたけど……。



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