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pure love

第5章 兆候?

夏休みを間近に控えた雨の日。

今日はまた、2クラス合同の体育となった。


重い重いため息が出る…。

よりによって平野のクラスと合同。

しかも、男女合同でバスケ。



「ふん、お前また今日も見学かよ?」

暇なヤツだな。

見学してる俺に、平野がまた突っかかってくる。


「お前バスケ部なんだろ? その華麗なプレイ見て勉強させてもらうわ」

俺の言葉に、ムッとして眉を寄せる平野。


万年補欠なんだってさ。

スタンドプレーが多いだとか、ラフプレーが多いだとかで、上手いのに外されるらしい。


……勿体無いよな。


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