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大好きだよ

第2章 前兆

和「なんで有実をおんぶしてんの?」

翔「あぁ、寝かせたほうがいいね。ちょっと松潤、ソファ開けてくれる?」

潤「はいはーい。」

もぅ!そうじゃなくて…

翔ちゃんはJが開けたソファに有実を寝かせ、楽屋を出て行った。30秒後、ブランケットを持ってきて有実に優しくかけた。

和「で、どうしたの有実?」

翔ちゃんにもう一度聞く。

翔「なんかさぁ…朝から食欲がなくて、朝ごはんをあんまり食べなかったんだよ。で、イスから立ち上がるとフラフラするし、車ん中でぐったりして俺に寄りかかってきたんだ。まあ、そのまま寝ちゃったわけね。でさ、着いても起きねぇし、起こすのも悪いからおんぶして一緒に来たんだけど…なーんかおかしいんだよなぁ…」

潤「そりゃそうでしょ。いっつも元気な有実だよ?絶対おかしい。」

同感。様子が明らかに違うじゃん。

でも、なんでだろうな…

翔ちゃんとは幸せそうで悩みもなさそうだし。

だとしたら、有実の体に異変が起きているのか…

わかんねぇな…

だけど、もしそうなら全力で支えたい。
何があっても。

だって、俺にとってメンバーにとって大切な人だから。

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