
ふた恋
第1章 杏里との関係
「友~。あたしバイトだからご飯温めて食べてね」
「おう、わざわざサンキュー。」
「バイト行ってくるね」
「頑張れよ」
「あ、そうだ!明日ひま?」
「あ?土曜日だし暇だよ」
「あけといて。夜バイト先の飲み会あって、みんなが友に会いたいって(笑)」
「バイト先の飲み会とか気まず!」
「大丈夫だよ、みんな良い人だし。若い人達しか集まらない飲み会だから」
「あー‥わかった」
俺はアパートで一人暮らしをしている
彼女の杏里は、ほぼ毎日俺のご飯を作りに来てくれる。
杏里とは付き合って5年になる。
長い付き合いで飽きはくるが別れようとは思わない
こんなに俺を大切にしてくれて、愛してくれている杏里と別れるなんて考えられなかった。
それに俺も杏里が嫌いな訳じゃない
むしろ杏里が好きだ。
ただちょっとたまに思うのは刺激がほしいなってこと。
そんなことみんな思うことだろ?
