
ふた恋
第9章 再び
「友くん、今日は泊まっていくでしょ?」
「あぁ、そうだな」
「ふふ、嬉しいっ。友くんと一日中一緒なんて幸せ!ありがとう友くんっ」
照れ笑いで微笑むひかりが可愛くて無意識に唇を重ねていた。
俺は本当に後戻りができないところまできてしまったみたいだ。
杏里を大切だと言って、傷つけたくないと言っておきながら今こうして自分からひかりを求めている。
「ふっ…と、…んふ…」
このまま上手く隠せるんじゃないかって思ってしまう俺は世界一最低な男だ。
けど、そんな俺をひかりは受け入れてくれる。
だからやめられないんだ。
「友くんっ、またするの?もうっ…さっきしたばっか….ひゃあ!…ちょ、んんぅ…」
ひかりはどんな時も俺を拒んだりなんかしない。
だから俺もひかりを拒まない。
上手く隠せたらひかりも杏里も傷つかないよな…?
「あぁっ…友っく…っふぁ…あっあっ…」
「ひかり、好きだよ」
「あた、しもっ…好き…んっ、ぁ…は、激しっ…ぁあ!ひゃ、あっあぁあ…」
