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ふた恋

第8章 終わりの日



部屋に入るなり、ひかりは後ろから抱きついてきた。

「友くん‥会いたかったぁ‥」



つい最近までは、この声すら愛おしかった。

杏里をほったらかしにしてまで愛おしかった。


「ひかり‥」

「友くん‥しよ?」


そう言いながら俺の下半身に手を伸ばすひかり。



「‥友くん?」


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