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ふた恋

第2章 飲み会




「じゃ、俺先に戻るね」

「はい」



席に戻ると楽しそうに会話していた。

杏里も楽しそうでなんだかホッとした。


「あ、友。遅かったね」

「そうか?あ、ちょっと迷ったからな」

「ふふ、方向音痴は大変だね」


そう笑う杏里は可愛い。

杏里の笑顔は無敵だと思う


あ、惚気じゃないから。


これはきっとみんなが思うこと。


「あれ?ひかり遅いね」

「酔ってたもんねー。大丈夫かな」

「あたし見てくるよ」


そう言って杏里が様子を見に行った。


「あ、ひかりと杏里ね、姉妹みたいに仲良しなんだよ」

「そうなんだ、杏里のやつ前から面倒見いいからなぁ」

「本当あんな完璧な子いねーよな」

「それは彼氏の俺でも思う。あいつに欠点なんかあるのかな」

「あたしでも杏里の欠点見つけられないや。女のあたしから見ても完璧だもん」


やっぱり杏里は完璧な女らしい。

男女共に好かれる人

そんな人ってなかなかいないだろう。


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