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家庭教師なんか大嫌いだ。

第1章 家庭教師

「実優のことが・・・」

ドクン
やめて。そんなの嘘だ・・・

「中学の頃からずっと・・・今も。」

ドクン ドクン

お願い。そんな目で見つめないで・・・

だって、ここで心が揺れたら私カッコ悪すぎる

「佐野・・・っ!んっ!!」

本日2回目のキスが唇に落とされる。

「・・・んっ」

長い。
く、苦しいってば!

佐野の胸を押すがびくともしない。

「!・・・んぁっ」

少し唇が離れた瞬間酸素を吸い込もうとすると

「――んんっ!!」

同時に佐野の舌が入ってきた。

初めての感覚が口内に広がった。

佐野の、舌が私の口内で動く。

甘く痺れる感覚。

「んっ!・・あっ!・・・」

ヤバい。これ、気持ちよすぎる。

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