テキストサイズ

秘密の花園

第2章 快楽

「おかしく.....なり、そう」

「なって下さい。いえ、なってもらわなくては困ります」


なんで緋月さんはこんなに冷静でいられるんだろう。
.....慣れているから?
他の女の子にもこんな事してるって事?


「もう.....、ダメですっ!!」

「イって下さって構いませんよ」

「.............っ!」


緋月さんが手や舌の動きを止めると同時に、身体に電流が流れる様な快感に侵された。


「......ハァ....身体が.....」

「気持ち良過ぎて、動けない....とか?」


そんな事ない、と言ったら嘘になる。
緋月さんの舌が這っていた感覚が一向に消えてくれない。


「一気にしてしまうと身体が持たないでしょうから、今日はこの辺で。何より、全部してしまっては面白くない。もっとじわじわと、味わって差し上げます」


緋月さんの笑みは、妖艶で、綺麗で。
何より......、
官能的だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ