
秘密の花園
第4章 未知
なんだかこの学校本当におかしい。
結局、4時限目には間に合わなかった。
「ねーっ!この前ね、シンさんがすっごく優しくしてくれたの♡」
ちょっ.....!
なんで廊下で堂々とそんな話してるのよ!
「ねーねー!みんなは なんでこの学校に入ったの?」
「そりゃもちろん、イケメンの執事さんとラブラブ出来るからぁ♡」
「私もそんな感じ〜っ」
.....性格わっるー。
って、あの人達2年生?
「この学園ってさぁ〜、ホームページにパスワードがあるよねー」
「そうそう!結構そういう所厳重だよね」
「しかもあのパスワードってさ、かなりの額だよねー」
「さすがって感じー。令嬢だらけだもんねー」
「令嬢に生まれて良かったぁーっ」
....笑い声が絶えない。
何故私は、ここにいるの?
あの方はなにを考えているの.....?
