
あなたは特別
第4章 ほんとにケッコン?
もちろんその週のうちには
親の許可も取り
直也は昔は全く女の気配がしなかったらしく
お母さんは
「直也はお嫁さんもらえないんじゃないかと
心配してたの〜
でもねー、子どもって遺伝するじゃない?
お父さんもあっちが大きかったから
女の子は寄ってきたみたいね〜」
お母さんは上品におほほって笑ってるけど
言うことだけは上品じゃない
「直也は彼女いなかったんですか?」
「いや、いたんだけどねー
直也…いつもふってたの」
女の気配ばりばりあるじゃん、なんてのは
心の中のツッコミ
「へ、へぇ」
「いつもねぇ、気持ちよくないって言って
ふってた」
