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忘れた頃に…

第43章 帰りたい



「帰ろっか…」

『わかった。帰ろう。』

彼は全てわかっているのだと感じた。

これっきり、メールがくることも2人で会うこともないかもしれないと思った。

でも、それで良い。

それが良い。

でも…やっぱり寂しい…


泣きそう…


繋いだままの手に力を込めた。

『友夏…』







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