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忘れた頃に…

第47章 40歳 秋



自分でお祝いの準備をするのは、なんとなく惨めな気分になる。

もう、何年もケーキすら買っていない。

今年もそのつもり…

誰も気付いていないうちに、こっそり歳を取るのも慣れっこだ。

いつもと変わらない日曜日。

少しだけ違うのは、彼からメールがくるかもしれない…と言う期待。


そんなわけない。


わかってる。

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