
純粋少女と不良少女。
第4章 日曜日。
寒さと戦いながら
目的地に向かっていると
一本の木の横に
奏多が立っていた。
あぁーしてると絵になるなー。
「瑞稀っ!」
はっ!と我に返り
奏多の元へ走る。
「ごめんね。待たせちゃって。」
「大丈夫だよ♪
どこいきたい?」
「んー映画みたい!」
「んじゃいこっか!」
2人で映画館に向かう。
こーしてると
カップルにみえるのかな〜?
「俺たちカップルみたいだね♪」
「へっ?」
考えていたことが同じだったらしく
ふいにそんなことを言われて
変な声を出してしまった。
「変な声(笑)」
は、恥ずかしい。
瑞稀は面白いなぁ〜
なんて言ってる。
そんな話をしていたら
映画館についた。
