新章イケメン大奥〜逆ハーレムの世界
第14章 日向
……………………
数日後、瑠璃は日向と共に
以前日向が療養していた
駿府に来ていた。
療養中に、家光としてお見舞いに
訪れた瑠璃と過ごした
のんびりした春の1日…
同じ時間をまた瑠璃と…
影武者としてでは無く、〝瑠璃〟と
過ごしたいというのが
日向のたった一つの願いだった。
気恥ずかしさから
日帰りでも構わないと日向は言ったが
身体への影響も考え、
駿府では二泊する日程が取られた。
いま二人は
一日目の夕餉を共にしている。
「瑠璃…疲れてはいないか?」
「えっ?あの…」
突然名前を呼ばれ、
誰かに聞かれなかったかと
瑠璃は慌てた。
「ふっ…心配するな。
麻兎に人払いを頼んである…
二人で居る間は
お前らしく居ればよい。」
瑠璃は日向の心遣いに感謝した。
私が妹君の影武者だったからって
こんなに優しくしてくださるなんて
本当にお優しい方…
瑠璃の少女のような屈託のない笑顔を
日向は眩しそうにいつまでも
見つめていた。
数日後、瑠璃は日向と共に
以前日向が療養していた
駿府に来ていた。
療養中に、家光としてお見舞いに
訪れた瑠璃と過ごした
のんびりした春の1日…
同じ時間をまた瑠璃と…
影武者としてでは無く、〝瑠璃〟と
過ごしたいというのが
日向のたった一つの願いだった。
気恥ずかしさから
日帰りでも構わないと日向は言ったが
身体への影響も考え、
駿府では二泊する日程が取られた。
いま二人は
一日目の夕餉を共にしている。
「瑠璃…疲れてはいないか?」
「えっ?あの…」
突然名前を呼ばれ、
誰かに聞かれなかったかと
瑠璃は慌てた。
「ふっ…心配するな。
麻兎に人払いを頼んである…
二人で居る間は
お前らしく居ればよい。」
瑠璃は日向の心遣いに感謝した。
私が妹君の影武者だったからって
こんなに優しくしてくださるなんて
本当にお優しい方…
瑠璃の少女のような屈託のない笑顔を
日向は眩しそうにいつまでも
見つめていた。