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殺人鬼の棲む島

第3章 一日目 朝

「二人とも中学生ですか?」

声をかけてきたのは少しおどおどした少年だった。

「あ、はい……あなたも参加者ですか?」

二人を代表して望が尋ねる。

「そうです!! 僕はゆきめです!! はじめまして!! この春高校生になります!」

「えー!! じゃあ年近いですね!」

「よろしくお願いしまーす!!」

望と悠夢は親近感を抱き笑いかけた。

しかし次の瞬間、言葉を失う。



「二人もすまいる先生に逢いたくて参加したの?」



「えっ………………違いますケド……」

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