殺人鬼の棲む島
第3章 一日目 朝
「すまいる先生の作品はいいよねー!! 僕、大好きなんだ!! 先生の書く作品は魅力があるよね!!」
二人のリアクションなど気にする様子もなくゆきめ少年は熱く語る。
正直すまいるの作品など数ページしか読んだことのない二人は「……はぁ」という生返事しか出来なかった。
そこに再びすまいるがやって来て、聞きたくもない製作秘話の話などを始めた。
ゆきめだけがその話に目を輝かせる。
女子中学生コンビは苦笑いを浮かべるしかなかった。
「まだ集まってない奴が居るのか……時間にルーズなのは困るな……」
少し苛ついた声で腕時計を確認したのは夏野ソラだ。
「まあまあ……不便なとこだし仕方ないでしょ」
その脇で笑顔でなだめるのはkuroである。
二人は二十代半ばという年の近さもあり、はじめに打ち解けていた。
二人のリアクションなど気にする様子もなくゆきめ少年は熱く語る。
正直すまいるの作品など数ページしか読んだことのない二人は「……はぁ」という生返事しか出来なかった。
そこに再びすまいるがやって来て、聞きたくもない製作秘話の話などを始めた。
ゆきめだけがその話に目を輝かせる。
女子中学生コンビは苦笑いを浮かべるしかなかった。
「まだ集まってない奴が居るのか……時間にルーズなのは困るな……」
少し苛ついた声で腕時計を確認したのは夏野ソラだ。
「まあまあ……不便なとこだし仕方ないでしょ」
その脇で笑顔でなだめるのはkuroである。
二人は二十代半ばという年の近さもあり、はじめに打ち解けていた。