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殺人鬼の棲む島

第22章 3日目 夕方 洞窟

行き止まりは正確には完全な行き止まりというわけではなかった。

その先は一気に下に向かうような穴が空いている。

流石にその下まで降りる気はせず、綴は来た道を引き返す。

誰かいた気配があったのは夕方より前に誰かが来たからかも知らない。

そう思い直してゆっくりと洞窟の出口まで歩いていった。

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