殺人鬼の棲む島
第26章 4日目 早朝 岡山県某漁港
ともこはショートヘアできりっとした新聞記者という職業を表したような利発的な容姿である。
一方未来は白とピンクを基調としたロリータファッションに身を包む美少女だ。
どちらも寂れた漁港には不釣り合いである。
二人とも雨に濡れた上、三月にしては異例の寒さで体を震わせている。
このまま放っておいたら風邪を引いてしまいそうである。
「せっかくここまで着たのに残念ね……」
ともこは近くにあったプラスチックの箱にハンカチを敷いて座る。
「どうしたんじゃい、お嬢ちゃんたち」
見回りにきた漁協組合の漁師が不審そうに二人に近づく。
「あっ!! 第一村人発見ですわっ! ともこさん!!」
未来は嬉しそうに声を弾ませる。
一方未来は白とピンクを基調としたロリータファッションに身を包む美少女だ。
どちらも寂れた漁港には不釣り合いである。
二人とも雨に濡れた上、三月にしては異例の寒さで体を震わせている。
このまま放っておいたら風邪を引いてしまいそうである。
「せっかくここまで着たのに残念ね……」
ともこは近くにあったプラスチックの箱にハンカチを敷いて座る。
「どうしたんじゃい、お嬢ちゃんたち」
見回りにきた漁協組合の漁師が不審そうに二人に近づく。
「あっ!! 第一村人発見ですわっ! ともこさん!!」
未来は嬉しそうに声を弾ませる。