殺人鬼の棲む島
第31章 4日目 昼 黒鵜館大浴場
殺人鬼はみじろっぷの両手両足をロープで縛る。
出鱈目にきつく縛るから縄目が肌に食い込んだ。
殺人鬼はみじろっぷの髪を荒々しく掴み、ためらいなく顔を湯槽に突っ込んだ。
ごぼごぼっと気泡をあげながらみじろっぷがもがく。
パニックにならなければ息は意外と続くものだが、この状態でパニックにならないというのは無理な話だ。
通電の麻痺が消えていき、次第に体に力が入りはじめる。
みじろっぷは必死に顔をあげようと暴れ始めた。
とはいえ両手両足を縛られてるからうまく動けない。
「ちょっと、暴れるな!!」
殺人鬼はみじろっぷの脇腹を全力で膝蹴りした。
柔らかい脇腹に膝がめり込む。
ぼふっと大きな気泡が浴槽で上がった。
もがき苦しむみじろっぷの動きが次第に弱々しくなる。
その動きは次第に小さくなり、絶命寸前の虫のようにピクピクと痙攣するような動きに変わった。
そして五分後、完全にみじろっぷは動かなくなった。
絶命を確信した人鬼は満足そうに頷き、振り返らずに大浴場をあとにしていった。
生存者:残り8名
出鱈目にきつく縛るから縄目が肌に食い込んだ。
殺人鬼はみじろっぷの髪を荒々しく掴み、ためらいなく顔を湯槽に突っ込んだ。
ごぼごぼっと気泡をあげながらみじろっぷがもがく。
パニックにならなければ息は意外と続くものだが、この状態でパニックにならないというのは無理な話だ。
通電の麻痺が消えていき、次第に体に力が入りはじめる。
みじろっぷは必死に顔をあげようと暴れ始めた。
とはいえ両手両足を縛られてるからうまく動けない。
「ちょっと、暴れるな!!」
殺人鬼はみじろっぷの脇腹を全力で膝蹴りした。
柔らかい脇腹に膝がめり込む。
ぼふっと大きな気泡が浴槽で上がった。
もがき苦しむみじろっぷの動きが次第に弱々しくなる。
その動きは次第に小さくなり、絶命寸前の虫のようにピクピクと痙攣するような動きに変わった。
そして五分後、完全にみじろっぷは動かなくなった。
絶命を確信した人鬼は満足そうに頷き、振り返らずに大浴場をあとにしていった。
生存者:残り8名