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「やぁねぇ。お巡りさんに渡してもらうやつだけは風邪薬じゃなくて毒薬よ？」

「紫響さんが言うと冗談に聞こえないっす」

遥風は引いた笑いを浮かべた。

悪夢のような4日目はこうして過ぎ去った。

しかしその代償として三人の死亡者、三人の体調不良者、全員に不穏な気配を出した。

その代償はあまりに大きいと言えた。



今夜もまた、黒鵜館に眠れない夜が訪れる……