殺人鬼の棲む島
第41章 5日目 夜 黒鵜館大浴場
朝や昼とは比べ物にならない重苦しい空気が訪れた。
一時間経っても、悠夢は大浴場にやってこなかった。
誰もが大浴場のドアに神経を尖らせていた。
手に汗をびっしりとかいていたが、不思議と恐怖心はなかった。
誰が殺人鬼かわからないという状況では得体の知れない恐怖があったが、殺人鬼の正体がわかれば怖くないという安心感は確かにあった。
六人殺したとはいえ、相手は十三才の女の子だ。
五人でかかれば勝てないことはない。
油断は禁物だが焦らなければ大丈夫だ、という安心感であった。
一時間経っても、悠夢は大浴場にやってこなかった。
誰もが大浴場のドアに神経を尖らせていた。
手に汗をびっしりとかいていたが、不思議と恐怖心はなかった。
誰が殺人鬼かわからないという状況では得体の知れない恐怖があったが、殺人鬼の正体がわかれば怖くないという安心感は確かにあった。
六人殺したとはいえ、相手は十三才の女の子だ。
五人でかかれば勝てないことはない。
油断は禁物だが焦らなければ大丈夫だ、という安心感であった。