殺人鬼の棲む島
第44章 6日目 午前0時
「みんなで一緒に居れば誰も死なないっ! それは今日わかったろう!!」
おじいちゃん言葉でなく、どすの効いた声で京茶屋が怒鳴る。
「それもいつまで通用するのかしら? 誰もバラバラにならないから殺人鬼がまた罠を仕掛けてきたらどうするの?」
「罠を仕掛ける隙など与えなきゃいい」
「トイレまで監視するというの? それは無理でしょ?」
紫響はあざけ笑う。
「それはっ……」
京茶屋は反論しようとするが言葉が続かない。
「悠夢さんはみんなで固まっていようという協定を破って一人で行動したのよ? いつ、どこで、誰に殺されるかわからないのに。そんなこと出来るのは殺人鬼だけでしょ?」
紫響はきっぱりと言い切る。
おじいちゃん言葉でなく、どすの効いた声で京茶屋が怒鳴る。
「それもいつまで通用するのかしら? 誰もバラバラにならないから殺人鬼がまた罠を仕掛けてきたらどうするの?」
「罠を仕掛ける隙など与えなきゃいい」
「トイレまで監視するというの? それは無理でしょ?」
紫響はあざけ笑う。
「それはっ……」
京茶屋は反論しようとするが言葉が続かない。
「悠夢さんはみんなで固まっていようという協定を破って一人で行動したのよ? いつ、どこで、誰に殺されるかわからないのに。そんなこと出来るのは殺人鬼だけでしょ?」
紫響はきっぱりと言い切る。