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殺人鬼の棲む島

第4章 一日目 昼

「おおー!! これは本当に凄いな!! 立派な洋館だ!!」

少し小高い丘の上に建つ『黒鵜館』の前に建つと全員がどよめいた。

三階建てのその洋館はこんな辺鄙な島に建ってることが異常なくらいに立派なものだった。

不平ばかり漏らしていた参加者が喜ぶのを見て、すまいるは少し気持ちが楽になった。


部屋割りは特に決めてなかったのでそれぞれが気に入った部屋に入ることに決めた。

客室は十六室あり、オフ会メンバーをゆうに収容できる広さがあった。


部屋に荷物を置いた一堂は少し休憩した後に思い思いの行動をした。

島を探検しにいくもの。

持ってきた荷物を整理するもの。

洋館の中を調べるもの。

そして夕食を作るもの。

一人さっそく通りがかる船を探しにいくものがいたのは言うまでもない。

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