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殺人鬼の棲む島

第54章 7日目 夜明け前 旧洋館

バシャッ……

部屋を出た瞬間に液体を浴びせられる。

「ッッ!?」

「イケメン見つけた……ふふふ……」

目の前にはバケツを持った悠夢が立っていた。

体や顔に血が飛び散っており、既に誰かが犠牲になったことを物語っていた。

鼻を衝く刺激臭でかけられた液体が水でないことはすぐにわかる。

発火性の高そうな燃料の臭いだ……

「くそっ……」

ソラは一か八かで悠夢に飛び掛かる。

「きゃっ!?」



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