殺人鬼の棲む島
第5章 1日目 夜
予め食材は大量に運び込まれており、それらを用いて豪華な夕食が作られていた。
夕食を作ったのは綴恋愛、みじろっぷの女子大生コンビとすまいるだった。
遥風は見るからに料理などしそうもない風貌に違わず、一番に島の探索へと出掛けていった。
船を探しにいったkuroが参加してないのは当然としても紫響が参加しないことは意外だった。
紫響は主婦だったとはいえ、家事の類いは使用人に任せていて料理などは滅多に作らないとのことだった。
すまいるが意外にも手際よく料理をこなすのに女子大生コンビは驚いていた。
そして午後六時半、夕食が開始された。
「いやぁこのからあげ美味しいですね」
遥風が嬉しそうにからあげを頬張る。