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殺人鬼の棲む島

第64章 7日目 夕方 旧洋館跡

シルバーのクロス……


「ソラさん……」


それはソラのものに間違いなかった。

焼け死にたくはないな、と笑っていたソラを遥風は思い出す。


「ソラさんまで……っ」

遥風は歯を食いしばって泣く。


不意に遥風は思い出す。




焼け死にたくはないな、とソラが言ったときに悠夢も近くにいたことを思い出した。




「悪魔めっ……ちくしょうっ!! 悪魔めっ!!」

焼け落ちた柱を殴りながら遥風は更に復讐の念を強めた。

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