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殺人鬼の棲む島

第70章 7日目 深夜 船着き場

警察に捕まって裁かれるのも報いではある。

しかし殺人鬼は……悠夢は十三才だ。


極刑にはならない。


これだけ殺した十三才はいないだろうから前例のない大事件として扱われるだろう。

でも、いやだからこそ彼女は法に守られるはずだ。


それでいいのか……?


遥風はぎゅっと唇を噛む。


許さない……

生きてこの島からは帰らせない……



私が、悠夢に私刑を与える。


漆黒の闇の中、遥風は悠夢をどのように殺すか、そればかりを考えていた。

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