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殺人鬼の棲む島

第6章 1日目 深夜

「きゃああああっ!!」

男のものとも、女のものともつかない悲鳴が黒鵜館に響いた。

その時刻は午前一時三十二分。

叫び声を聞きつけてすぐに人が集まってくる。

「どうしたっ!?」

声がした方向に走っていった夏野は扉を開けて腰を抜かしているゆきめ少年に駆け寄った。

「あっ……ああっ……ああああっ……」

ゆきめは目をこれ以上ないくらいに見開き、室内を指差していた。

その部屋はすまいるの部屋であった。

むせ返るような血の匂いが漂ってくる。

「どうしたんじゃッ!?」

夏野より遅れて京茶屋、遥風、kuroもやってくる。

騒ぎを聞きつけその後も人が集まって来た。

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