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殺人鬼の棲む島

第74章 エピローグ

今回のオフ会が一週間あると知っていた人物は悠夢一人ではなかった。


もう一人いる。


それは言うまでもなく主催者のすまいるだ。


すまいるは第一被害者として黒鵜館で絶命した。


しかし彼が本物のすまいるである保証はどこにもない。


なぜなら誰も顔を見たことがないのだから。


あの人は偽者なんではないか、と私は疑い始めていた。

あの人は自分が殺されることも知らず、すまいるの代わりとして参加させられただけの影武者だ、と。

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