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殺人鬼の棲む島

第74章 エピローグ

船長を縛り上げた遥風は無線で助けを求めた。

船の運転などできない遥風たちは帰るためには助けが必要だった。


救助が来て、遥風はようやくこの忌まわしき島から脱出することが出来た。

そしてこの島で起きた惨状が報道され、日本国中に衝撃をもたらした。


無人島で十一人もの命が奪われる大事件。
被害者たちはホームページのオフ会で知り合ったものたち。
話題性は充分だった。

しかもその事件の実行犯が13才の少女というのもさらにその話題性を強化した。


あまりの事件の凄惨さに報道には規制がかけられた。

そのため殺害方法などは詳細に伝えられることはなかった。

もし悠夢の行った残虐な殺害方法が伝えられていたなら、もっと騒ぎは大きくなったかもしれない。



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