殺人鬼の棲む島
第6章 1日目 深夜
「何があったのか、教えてください」
沈黙を破ったのはkuroだった。
誰もがわかりきっていながら聞けなかったセリフを代表して言った形となった。
「…………すまいるさんが、死んでおった」
「死んでおったって……どうしてっ!!」
「落ち着くんじゃ……大丈夫。こうしてみんなで集まっていれば犯人だって手出しできまい」
京茶屋はいつもの好々爺の顔で諭す。
「犯人が……いるんですね……」
猫のような目を涙で潤ませ、声を震わせながら望が尋ねる。
気丈を装っているが精神の安定が切れてしまいそうなのは傍目にもよくわかった。
「そりゃそうだよ。腹から血を流して内臓まで飛び出してるんだもん。どう見たって病死じゃないでしょ? そりゃいるよ、犯人」
遥風が生々しいことを言い、女性陣がびくっと震えた。
沈黙を破ったのはkuroだった。
誰もがわかりきっていながら聞けなかったセリフを代表して言った形となった。
「…………すまいるさんが、死んでおった」
「死んでおったって……どうしてっ!!」
「落ち着くんじゃ……大丈夫。こうしてみんなで集まっていれば犯人だって手出しできまい」
京茶屋はいつもの好々爺の顔で諭す。
「犯人が……いるんですね……」
猫のような目を涙で潤ませ、声を震わせながら望が尋ねる。
気丈を装っているが精神の安定が切れてしまいそうなのは傍目にもよくわかった。
「そりゃそうだよ。腹から血を流して内臓まで飛び出してるんだもん。どう見たって病死じゃないでしょ? そりゃいるよ、犯人」
遥風が生々しいことを言い、女性陣がびくっと震えた。