殺人鬼の棲む島
第6章 1日目 深夜
「やめるんじゃ、遥風さん」
京茶屋がたしなめ、遥風は大人しく黙った。
「とにかく」
それまで目を閉じて黙っていた夏野ソラが静かに口を開いた。
「今日はもう遅い。こんな視界の悪い中で動き回ったら犯人の思う壺だ。今日は寝て、明日また犯人を捜そう」
その言葉に過半数が頷く。
「ソ、ソラにしちゃまともな纏め方するじゃん」
ゆきめを抱いていた綴恋愛が歪んだ褒め方をする。
「今日はみんな部屋の鍵をかけて寝るんじゃぞ、念のためな。まあわしが寝ずに見張っててやるから安心せい!」
元刑事だと分かった瞬間から京茶屋の存在はみんなに大きな安心を与えていたのは間違いなかった。
京茶屋がたしなめ、遥風は大人しく黙った。
「とにかく」
それまで目を閉じて黙っていた夏野ソラが静かに口を開いた。
「今日はもう遅い。こんな視界の悪い中で動き回ったら犯人の思う壺だ。今日は寝て、明日また犯人を捜そう」
その言葉に過半数が頷く。
「ソ、ソラにしちゃまともな纏め方するじゃん」
ゆきめを抱いていた綴恋愛が歪んだ褒め方をする。
「今日はみんな部屋の鍵をかけて寝るんじゃぞ、念のためな。まあわしが寝ずに見張っててやるから安心せい!」
元刑事だと分かった瞬間から京茶屋の存在はみんなに大きな安心を与えていたのは間違いなかった。