殺人鬼の棲む島
第11章 2日目 昼 黒鵜館地下室
黒鵜館の地下室は昼間であっても薄暗かった。
その暗い地下室へ向かう階段を明かりもつけずにゆっくりとゆきめは降りていく。
すまいるの死体を発見した時やkuroの死体を目撃したときあれだけ怯えていたのが嘘だったかのように、その表情は冷静なものだった。
足音を忍ばせて歩く姿は殺人鬼にばれないように歩いているようにも見えるが、獲物を狙っているようにも見えた。
暗闇の中、目を凝らしてゆきめは地下室の中を確認していく。
地下室には数多くのワインが所蔵されている。
未成年でアルコールを飲まないゆきめであっても、これらのワインが高級なビンテージものだということは想像がつく。
その暗い地下室へ向かう階段を明かりもつけずにゆっくりとゆきめは降りていく。
すまいるの死体を発見した時やkuroの死体を目撃したときあれだけ怯えていたのが嘘だったかのように、その表情は冷静なものだった。
足音を忍ばせて歩く姿は殺人鬼にばれないように歩いているようにも見えるが、獲物を狙っているようにも見えた。
暗闇の中、目を凝らしてゆきめは地下室の中を確認していく。
地下室には数多くのワインが所蔵されている。
未成年でアルコールを飲まないゆきめであっても、これらのワインが高級なビンテージものだということは想像がつく。