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イケナイ関係

第7章 二人だけの夏休み

二人は、海に入り大ハシャギした。
海水をかけあったり、ビーチボールで遊んだり、花火をしたりと、 あっという間に夢のような時間が過ぎていった。

「スゲェ楽しかったな!
お前、ハシャギ過ぎ!」

「大津くんだって…」

「また海行こうな?」

「…今度は、あやと二人で行きなよ。
カレカノなんだし…」

さっきまでの笑顔が消え、淳弘の様子が一変した。

「…そうだな」

大津くん…さっきと様子が違うような…
怒ってる?

淳弘は、突然立ち止まる。

「…これから、どうする?」

「もちろん帰るよ」

「帰るって…もう終電行ったよ」

「えぇっ!?」
「じゃ…このまま始発まで、ここで野宿?」

「まさか。あそこに見えるホテルに泊まるしかないだろ」

「ホテル…?」

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