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「君は失恋をして、綺麗になった」

第2章 「なごり雪」



『………っ』


意識すればするほど高鳴る胸。


凛に気づかれないよう

心臓の音が収まるよう…

軽く深呼吸して、彼を見つめる。




そして…






私はそっと身をかがめて











凛の唇に












触れるだけのキスをした。









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