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「君は失恋をして、綺麗になった」

第2章 「なごり雪」


最後まで貫いてしまった
意味のないプライド。



それでも…
今のあなたなら
きっと分かってくれるはず。



だって…
あなたにはもう
付き合ってる人がいるでしょう⁇






私は唖然とする凛の瞳を見つめ続けた。



今まで何年も一緒にいたけど
そんな顔を見せたのは初めてだね。




思い出の詰まった脳内フォルダに
そっとレアな1枚を保存する。




『凛……返事、ちょうだい』


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